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ポータブルバッテリーの捨て方|正しい処分方法・回収方法を詳しく解説

ポータブルバッテリーは何ゴミ?
ポータブルバッテリー(ポータブル電源)は、災害対策やキャンプ、車中泊などで活躍する便利な充電式電源です。しかし、不要になった際に「何ゴミで捨てればいいの?」「燃えないゴミで処分できる?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、ポータブルバッテリーは一般的な燃えるゴミや不燃ゴミ、粗大ゴミとして処分できない場合がほとんどです。
内部にはリチウムイオン電池が搭載されており、誤った方法で処分すると発煙や発火の原因になる恐れがあります。そのため、安全に処分するためには正しい知識を身に付けることが大切です。
この記事では、ポータブルバッテリーの正しい捨て方や処分方法、注意点、処分時によくある質問まで詳しく解説します。
ポータブルバッテリーとは?
ポータブルバッテリーとは、大容量の充電式バッテリーを内蔵した持ち運び可能な電源装置です。
一般的なモバイルバッテリーよりも容量が大きく、家庭用コンセント(AC100V)を使用できる製品も多く販売されています。
近年では、防災用品として家庭に備える方も増えており、キャンプやアウトドア、車中泊、DIY作業、屋外イベントなど、さまざまな場面で利用されています。
主な用途は次のとおりです。
- 災害時の非常用電源
- キャンプやアウトドア
- 車中泊
- ノートパソコンの充電
- スマートフォンやタブレットの充電
- ドローンやカメラ機材への給電
- 電動工具の充電
- 屋外イベントでの電源供給
最近では1000Whを超える大容量モデルも増えており、電子レンジや炊飯器などの家電製品が使用できる製品も登場しています。
モバイルバッテリーとの違い

ポータブルバッテリーとモバイルバッテリーは混同されがちですが、大きな違いがあります。
| 項目 | ポータブルバッテリー | モバイルバッテリー |
|---|---|---|
| 容量 | 数百~数千Wh | 数千~数万mAh |
| 重量 | 数kg~30kg以上 | 約100~500g |
| コンセント | 使用可能 | 基本的に使用不可 |
| 主な用途 | 家電・防災・キャンプ | スマホ充電 |
| 回収方法 | メーカー・自治体が中心 | JBRC対象製品が多い |
モバイルバッテリーは家電量販店などの回収ボックスで回収できる場合がありますが、ポータブルバッテリーは対象外となることが多いため注意が必要です。
なぜ一般ゴミとして捨てられないの?
ポータブルバッテリーの内部にはリチウムイオン電池が搭載されています。
リチウムイオン電池は小型で高性能ですが、次のような状況になると発火する危険があります。
- 強い衝撃
- 圧迫
- ショート
- 高温
- 破損
- 水濡れ
近年、ごみ収集車やごみ処理施設では、リチウムイオン電池が原因と考えられる火災事故が全国で発生しています。
一般ごみに混入したバッテリーが収集車内で圧縮されることで発火し、車両火災や処理施設の設備損傷につながるケースも報告されています。
このような事故を防ぐため、多くの自治体では一般ごみとしての排出を禁止しています。
リチウムイオン電池はなぜ危険なの?

リチウムイオン電池は非常に高いエネルギーを蓄えています。
そのため、内部が損傷すると短時間で大量の熱が発生する「熱暴走」という現象が起こることがあります。
熱暴走が起こると、
- 煙が出る
- 火花が飛ぶ
- 炎が上がる
- 爆発音がする
といった危険な状態になる可能性があります。
そのため、不要になったポータブルバッテリーは適切な方法で処分することが重要です。
ポータブルバッテリーの正しい処分方法

メーカーへ相談する
もっとも安心なのが、製造メーカーへ相談する方法です。
メーカーによっては回収サービスやリサイクル制度を設けている場合があります。
製品の状態や型番によって対応が異なるため、まずはメーカーのサポート窓口へ問い合わせることをおすすめします。
自治体へ相談する
自治体によって回収方法は異なります。
自治体によっては
- 危険ごみ
- 小型家電回収
- 環境センターへの持ち込み
- 専用回収窓口
などの方法で回収している場合があります。
一方で、自治体では回収できず、メーカーへ案内されるケースもあります。
必ず自治体のホームページや清掃事務所で確認しましょう。
家電量販店へ相談する
一部の家電量販店では充電式電池の回収を実施しています。
ただし、ポータブルバッテリーはサイズや容量が大きいため、回収対象外となる場合があります。
事前に店舗へ確認してから持ち込むと安心です。
リサイクル業者へ依頼する
故障しているものや不要になったポータブルバッテリーは、リサイクル業者や回収業者へ相談する方法もあります。
状態によっては再利用やリサイクル資源として活用されることがあります。
法人・事業所は産業廃棄物として処分する
会社や工場、建設現場、店舗などで使用していたポータブルバッテリーは、事業活動によって発生した廃棄物として適切な処理が必要になる場合があります。
一般家庭と同じ方法で処分できないケースもあるため、産業廃棄物処理業者へ相談しましょう。
カイテキ産廃では、法人・個人事業主のお客様から排出される各種バッテリー類や産業廃棄物の回収についてご相談を承っています。
処分前に確認しておきたいポイント
処分する前に、次の内容を確認しておきましょう。
- メーカー名
- 型番
- バッテリー容量
- 故障の有無
- 膨張していないか
- 水没していないか
- 保証期間内かどうか
保証期間内であれば修理や交換の対象となる場合があります。
また、膨張や破損がある場合は通常とは異なる処分方法になることがあるため、自己判断で廃棄せず、メーカーや自治体へ相談することが大切です。
メーカー別ポータブルバッテリーの捨て方

前回は、ポータブルバッテリーが一般ごみとして処分できない理由や、基本的な処分方法について解説しました。
今回は、メーカーごとの対応や自治体での回収方法、法人・事業所で不要になったポータブルバッテリーの処分方法について詳しく紹介します。
ポータブルバッテリーはメーカーや自治体によって対応が異なるため、正しい方法を知ることで安全かつスムーズに処分できます。
メーカーによって処分方法は異なる
ポータブルバッテリーはリチウムイオン電池を内蔵しているため、多くのメーカーでは安全性を考慮した回収やリサイクルを案内しています。
製品によってはメーカーで回収を受け付けている場合もあれば、自治体や販売店へ案内される場合もあります。
そのため、自己判断で廃棄するのではなく、まずはメーカーのサポートページやお問い合わせ窓口を確認することが大切です。
また、保証期間内であれば修理や交換に対応してもらえる可能性もあります。
Jackery(ジャクリ)の処分方法
Jackeryは国内でも利用者が多いポータブル電源メーカーです。
不要になった製品は、メーカーのサポートへ相談することで適切な処分方法を案内してもらえます。
製品の型番やシリアル番号が分かると案内がスムーズになります。
故障している場合や充電できない場合でも、自己判断で分解せず、メーカーへ相談しましょう。
EcoFlow(エコフロー)の処分方法
EcoFlowのポータブル電源もリチウムイオン電池を使用しています。
製品によって処分方法が異なるため、サポート窓口へ問い合わせることをおすすめします。
膨張や破損がある場合は、通常の回収方法では対応できないこともあります。
保管中は高温になる場所を避け、安全な場所で保管しましょう。
Anker(アンカー)の処分方法
Ankerではモバイルバッテリーだけでなく、ポータブル電源も販売しています。
小型のモバイルバッテリーとポータブル電源では回収方法が異なる場合があります。
ポータブル電源は大型製品のため、販売店やメーカーの案内に従って処分することが重要です。
BLUETTI(ブルーティ)の処分方法
BLUETTIはキャンプや防災用途で人気のメーカーです。
不要になった場合は、メーカーサポートへ相談し、製品に適した回収方法を確認しましょう。
輸送時には衝撃を与えないよう十分注意してください。
JVCケンウッドの処分方法
JVCケンウッド製のポータブル電源についても、メーカーが案内する方法で処分することが推奨されています。
販売店やメーカーのサポートへ相談することで、安全な処分方法を確認できます。
PowerArQ・SmartTapなどその他メーカー
PowerArQやSmartTapなど、その他のメーカーでも基本的な考え方は同じです。
メーカーごとに回収方法や受付条件が異なるため、必ず公式サポートへ確認してください。
自治体で回収できる場合とできない場合
自治体によって回収ルールは大きく異なります。
例えば次のようなケースがあります。
- 小型家電として回収
- 危険ごみとして回収
- 清掃センターへ持ち込み
- 環境センターで受付
- メーカー回収を案内
自治体によっては一切回収を行っていない場合もあります。
ホームページだけでは分かりにくい場合は、電話で問い合わせると確実です。
自治体へ問い合わせる際に伝える内容
問い合わせる際は、次の情報を準備しておくとスムーズです。
- メーカー名
- 型番
- バッテリー容量(Wh)
- 重量
- 故障しているか
- 膨張しているか
- 水没歴があるか
これらの情報があることで、適切な処分方法を案内してもらいやすくなります。
家電量販店で回収してもらえる?
家電量販店では、小型充電式電池やモバイルバッテリーの回収を実施している店舗があります。
しかし、ポータブルバッテリーは容量やサイズが大きいため、回収対象外となるケースが少なくありません。
店舗によって対応が異なるため、持ち込む前に確認することをおすすめします。
フリマアプリやリサイクルショップで売却できる?
正常に使用できるポータブルバッテリーであれば、リユースという選択肢もあります。
ただし、以下のような製品は売却が難しい場合があります。
- 充電できない
- バッテリーが膨張している
- 外装が破損している
- 発熱する
- 水没している
故障品を販売するとトラブルにつながる可能性があるため、状態を正確に伝えることが重要です。
法人・事業所で不要になったポータブルバッテリーの処分
会社や工場、店舗、建設現場などで使用していたポータブルバッテリーは、家庭から出るごみとは扱いが異なる場合があります。
事業活動に伴って不要になったものは、一般家庭向けの回収ルートでは処分できないことがあります。
そのため、事業所では適切な処理方法を確認し、必要に応じて専門業者へ依頼することが重要です。
建設現場で使用したポータブルバッテリー
建設現場では電動工具や照明の電源としてポータブルバッテリーが活躍しています。
故障や買い替えによって不要になった場合は、他の建設系廃棄物と一緒に処分できるとは限りません。
安全に回収・処理するためにも、専門業者へ相談することをおすすめします。
工場・倉庫・店舗で使用した場合
近年では停電対策としてポータブル電源を導入する企業も増えています。
長年使用した製品はバッテリー性能が低下し、充電時間の短縮や発熱などの症状が現れることがあります。
不要になった場合は、安全性を考慮し、適切な方法で処分しましょう。
危険な処分方法・寿命・長持ちさせる保管方法

誤った捨て方による危険性や火災事故の原因、ポータブルバッテリーの寿命、長持ちさせる保管方法について詳しく紹介します。
ポータブルバッテリーは便利な製品ですが、リチウムイオン電池を搭載しているため、取り扱いを誤ると重大な事故につながる可能性があります。
安全に使用し、安全に処分するためにも、ぜひ参考にしてください。
絶対にやってはいけない捨て方
不要になったポータブルバッテリーを一般ごみとして出したり、無理に分解したりすることは非常に危険です。
次のような処分方法は絶対に避けましょう。
- 燃えるごみに出す
- 不燃ごみに出す
- 粗大ごみに出す
- 分解する
- 穴を開ける
- ハンマーなどで壊す
- 焼却する
- 水の中へ捨てる
- 高温になる場所へ放置する
- 金属類と一緒に保管する
これらの行為はショートや発火を引き起こす原因になります。
特に内部のリチウムイオン電池が損傷すると、短時間で大量の熱を発生させる「熱暴走」が起こる可能性があります。
ごみ収集車や処理施設で火災が発生する理由
近年、全国のごみ処理施設ではリチウムイオン電池が原因と考えられる火災が増えています。
一般ごみに混入したポータブルバッテリーやモバイルバッテリーが、ごみ収集車で圧縮された際に内部が破損し、発火するケースがあります。
また、ごみ処理施設の破砕機で電池が破損し、火災につながる事例も報告されています。
このような事故は設備の停止だけでなく、収集作業員や施設職員の安全にも影響を与えるため、大きな社会問題となっています。
リチウムイオン電池が発火する原因
リチウムイオン電池は高いエネルギーを蓄えることができる反面、強い衝撃や異常な使用によって発火する危険があります。
主な原因は次のとおりです。
強い衝撃
高い場所から落としたり、重いものをぶつけたりすると内部が損傷することがあります。
圧迫
上から重い荷物を載せたり、ごみ収集車で圧縮されたりすると内部が変形し、ショートする危険があります。
ショート
端子部分に金属が触れると短絡し、大量の電流が流れることで発熱します。
高温
真夏の車内や直射日光が当たる場所では、バッテリー内部の温度が上昇し、劣化や発火の原因になります。
水没
雨や水害などで水没したポータブルバッテリーは、内部で腐食やショートが起こる可能性があります。
一見問題なく見えても危険な状態になっていることがあるため、使用せずメーカーへ相談しましょう。
膨らんだポータブルバッテリーはどうする?
バッテリーが膨らんでいる場合は、通常よりも発火リスクが高くなっています。
次のような行為は避けましょう。
- 強く押す
- 上に物を載せる
- 穴を開ける
- 分解する
- カッターなどで切る
膨張している場合は内部でガスが発生している可能性があります。
無理に処分せず、メーカーや自治体へ相談してください。
水没したポータブルバッテリーの注意点
台風や水害などで水没した場合は、乾かせば使えると思う方もいますが非常に危険です。
内部が腐食している可能性があり、後から発煙・発火することがあります。
次の点に注意してください。
- 充電しない
- 使用しない
- 分解しない
- 水分を完全に拭き取る
- 安全な場所で保管し、メーカーへ相談する
故障したポータブルバッテリーは修理できる?
充電できない場合でも、バッテリー交換や修理によって使用できるケースがあります。
次のような症状であれば、メーカーへ相談してみましょう。
- 電源が入らない
- 充電できない
- 残量表示がおかしい
- ACコンセントが使えない
- USB端子が故障している
ただし、膨張や発煙など安全性に関わる異常がある場合は、修理ではなく交換を案内されることがあります。
ポータブルバッテリーの寿命はどれくらい?
ポータブルバッテリーの寿命は製品によって異なりますが、一般的には約5~10年が目安です。
また、充放電回数では約2,000~4,000回程度とされる製品が多くあります。
使用環境や充電方法によって寿命は大きく変わります。
毎日使用する場合と、非常用として保管している場合では劣化の進み方も異なります。
寿命が近いサイン
次のような症状が見られたら、寿命が近づいている可能性があります。
- 以前より充電時間が長い
- 使用時間が短くなった
- 満充電にならない
- 本体が熱くなる
- 電源が突然切れる
- 異音がする
- 異臭がする
- 本体が膨らんでいる
異常を感じたら使用を中止し、メーカーへ相談しましょう。
長持ちさせる保管方法
ポータブルバッテリーは保管方法によって寿命が大きく変わります。
高温多湿を避ける
直射日光の当たる場所や高温になる車内での保管は避けましょう。
室内の風通しが良い場所がおすすめです。
満充電で長期間放置しない
100%の状態で長期間保管すると、バッテリーへの負担が大きくなります。
完全放電もしない
0%のまま放置すると過放電となり、充電できなくなる場合があります。
50~80%程度で保管する
長期間使用しない場合は、50~80%程度充電した状態で保管すると劣化を抑えられます。
定期的に充電する
半年以上使用しない場合でも、数か月に一度は残量を確認し、必要に応じて充電しましょう。
保管場所のポイント
次のような場所で保管すると安心です。
- 室内
- 直射日光が当たらない場所
- 湿気の少ない場所
- 子どもの手が届かない場所
- 可燃物の近くを避けた場所
反対に、次のような場所は避けてください。
- 真夏の車内
- ストーブの近く
- ガスコンロ付近
- 屋外
- 雨が当たる場所
- 湿気が多い倉庫
防災用品として保管する場合
災害用として保管する場合は、定期的な点検が重要です。
年に2〜3回程度は充電状態を確認し、正常に動作するかをチェックしましょう。
停電時に使用できないことを防ぐためにも、定期点検を習慣化することをおすすめします。
買い替えを検討するタイミング
次のような場合は、安全性を考えて買い替えを検討しましょう。
- 使用開始から5年以上経過している
- 容量が大幅に低下した
- 本体が膨らんでいる
- 発熱する
- 異臭がする
- 修理費用が高額になる
古い製品を無理に使い続けるよりも、新しい製品へ買い替えた方が安全な場合もあります。
まとめ
ここまで、ポータブルバッテリーの正しい処分方法やメーカー別の対応、危険な捨て方、寿命や保管方法について詳しく解説してきました。
最後は、多くの方から寄せられる質問をQ&A形式で紹介します。
購入後数年経過したポータブルバッテリーや故障した製品を処分する際に役立つ内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。
よくある質問
法人・事業所の方へ
会社や工場、建設現場、店舗、オフィスなどで使用したポータブルバッテリーは、一般家庭とは異なる方法で処分が必要になる場合があります。
また、ポータブルバッテリーだけでなく、次のような廃棄物もまとめて処分したいというご相談をいただくことがあります。
- パソコン
- UPS(無停電電源装置)
- バッテリー
- 電動工具
- ケーブル
- OA機器
- 照明器具
- 建設現場の廃材
- 混合廃棄物
複数の廃棄物をまとめて処分したい場合は、回収業者へ相談すると手間を減らすことができます。
カイテキ産廃へご相談ください

カイテキ産廃では、建設現場・工場・店舗・オフィスなどから排出されるさまざまな産業廃棄物の回収についてご相談を承っています。
「ポータブルバッテリー以外にも処分したいものがある」
「事業所の不要品をまとめて回収してほしい」
「建設現場の廃棄物も一緒に依頼したい」
このようなお悩みがありましたら、お気軽にお問い合わせください。


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